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2026.02.12

犬種別・歯周病リスクランキング|あなたの愛犬は何位?【葛西・江戸川区の動物病院が解説】

「うちの子はまだ若いから大丈夫」
そう思っていませんか?

実は、3歳以上の犬の約8割が何らかの歯周病を抱えているといわれています。歯周病は“高齢犬の病気”ではありません。特に小型犬では、1〜2歳という若い年齢から進行しているケースも珍しくありません。

東京都江戸川区・葛西エリアはトイプードル、チワワ、ダックスフンドなどの小型犬が多く、歯科相談も非常に増えています。今回は、犬種別に歯周病リスクをランキング形式で解説しながら、なぜその犬種がリスクが高いのか、どう予防すべきかを詳しく解説します。


なぜ犬は歯周病になりやすいのか?

犬は人よりも歯石がつきやすい動物です。理由は主に3つあります。

  1. 唾液がアルカリ性で歯石が形成されやすい
  2. 歯磨き習慣が定着していない
  3. 小型犬では歯が密集している

歯垢(プラーク)は数時間で形成され、24〜72時間で石灰化が始まります。つまり、歯磨きを数日サボるだけで歯石が付着し始めるのです。


🏆 犬種別・歯周病リスクランキング

※臨床経験、報告データ、解剖学的特徴を総合して解説します。


🥇第1位 トイプードル

葛西エリアでも最も多い犬種です。

・顎が小さいのに歯の本数は同じ
・乳歯遺残が多い
・歯列が密集しやすい

その結果、若齢から歯石沈着→歯肉炎→歯周炎へ進行しやすい傾向があります。2歳で重度歯周炎という症例も珍しくありません。


🥈第2位 チワワ

超小型犬で顎骨が非常に小さく、歯根が浅い傾向があります。

・歯周ポケットが形成されやすい
・重度になると顎骨骨折のリスクも

「小さい=軽症」ではありません。むしろ進行が早いのが特徴です。


🥉第3位 ミニチュアダックスフンド

意外かもしれませんが、歯石体質の子が多い印象があります。

・歯石沈着が早い
・中齢以降に急激に進行

特に7歳以降で抜歯が必要になるケースが増えます。


第4位 ヨークシャーテリア

第5位 ポメラニアン

第6位 マルチーズ

第7位 シーズー

これらはいずれも小型犬で、歯の密集+乳歯遺残率の高さが共通しています。


第8位 フレンチブルドッグ

短頭種は歯の配列異常が多く、歯磨きがしづらい構造です。歯石は目立ちにくくても、歯周炎が進行していることがあります。


第9位 柴犬

中型犬では比較的リスクは低いですが、歯磨きをしていない場合はもちろん発症します。


第10位 ゴールデンレトリバー

大型犬は歯間スペースが広いため歯石はつきにくい傾向があります。しかし、破折歯や歯根尖病変には注意が必要です。


小型犬が歯周病になりやすい本当の理由

小型犬は顎が小さいにも関わらず、歯の本数は大型犬と同じ42本です。つまり「満員電車状態」。そのため歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、清掃が困難になります。

さらに、乳歯が残存すると二重歯列となり、歯垢の温床になります。


歯周病は口の病気ではない

歯周病は単なる口臭の問題ではありません。

・菌血症
・慢性炎症
・心臓弁膜症との関連
・腎機能への影響

全身疾患に波及する可能性があります。

参考文献:
American Veterinary Dental College(AVDC)
https://avdc.org/pet-owners/

日本小動物歯科研究会
https://www.jsvdc.jp/


何歳から対策すべきか?

1歳:乳歯チェック
2〜3歳:歯肉炎発症ゾーン
7歳以上:重度歯周炎ゾーン

「症状が出てから」では遅いのが歯科の怖いところです。


無麻酔歯石取りは安全?

歯石は取れても、歯周ポケット内の感染源は除去できません。根本治療には麻酔下での処置が必要です。

AVDCも麻酔下での歯科処置を推奨しています。

▶ AVDCポジションステートメント
https://avdc.org/position-statements/anesthesia-free-dentistry/


江戸川区・葛西で歯科治療を検討中の方へ

葛西中央どうぶつクリニックでは

・術前血液検査
・全身麻酔管理
・歯周ポケット測定
・必要に応じた抜歯
・術後ケア指導

を徹底しています。

西葛西7丁目にある当院では、犬の歯科相談・定期口腔チェックも実施中です。


まとめ|あなたの愛犬は何位でしたか?

✔ 小型犬は高リスク
✔ 若齢から進行する
✔ 歯周病は全身病

トイプードル、チワワ、ダックスなどを飼われている江戸川区・葛西エリアの飼い主様は、ぜひ一度歯科チェックをご検討ください。


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