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外科

犬の肺葉切除(はいようせつじょ)

当院(葛西中央どうぶつクリニック)では、犬の肺腫瘍や肺葉病変に対する外科手術(肺葉切除)を行っています。
肺葉切除とは、病変が存在する肺の一部(肺葉)を外科的に切除する手術で、根治を目指す治療から
症状の改善を目的とした治療
まで幅広く適応されます。

肺葉切除が必要となる主な疾患

犬において肺葉切除が検討される代表的な病気には、以下のようなものがあります。

  • 原発性肺腫瘍(肺がん)
  • 他臓器腫瘍からの肺転移
  • 肺葉捻転
  • 重度の肺炎・肺膿瘍
  • 外傷による肺の損傷
  • 気胸を繰り返す肺嚢胞・ブラ

これらの疾患では、内科治療のみでは改善が難しい場合に外科手術が選択されます。

手術の特徴と当院の取り組み

肺葉切除は、全身麻酔下で行う高度な外科手術であり、術前評価・麻酔管理・術後ケアが非常に重要です。

当院では以下を重視しています。

  • CT・レントゲン・超音波検査による術前評価
  • 体重や基礎疾患を考慮した安全性重視の麻酔管理
  • 術中の出血や合併症リスクを抑える自動縫合器(ステープラー)の使用
  • 術後の疼痛管理と入院下での集中モニタリング

特に大型犬や高齢犬では、術後の呼吸管理と疼痛管理を慎重に行うことで、合併症のリスク低減に努めています。

術後経過と予後について

肺葉切除後は、数日間の入院管理を行い、

  • 呼吸状態
  • 胸腔内の状態(ドレーン管理)
  • 疼痛や感染の有無

を確認します。

腫瘍性疾患の場合、**病理検査結果により今後の治療方針(経過観察・抗がん治療など)**を飼い主さまとご相談のうえ決定します。
早期発見・適切な外科介入により、良好な生活の質(QOL)を維持できるケースも少なくありません。

飼い主さまへ

「肺の手術」と聞くと、大きな不安を感じられる飼い主さまが多いと思います。
当院では、手術の必要性・リスク・代替治療・予後について丁寧に説明し、納得いただいたうえで治療方針を決定しています。

犬の肺腫瘍や肺の病気でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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