2026.02.20
猫は虫歯にならない?でも油断すると◯◯◯◯になります
はじめに
「先生、猫も虫歯になりますか?」
西葛西・葛西エリアで診察をしていると、この質問は本当によく受けます。
結論から言うと――
猫はほとんど虫歯になりません。
しかし。
だからといって安心していると、
“虫歯よりもはるかに痛い病気”になることがあります。
それが、
猫の破歯細胞性吸収病変(FORL)
いわゆる「歯が溶ける病気」です。
今回はこの病気について、
葛西中央どうぶつクリニック(西葛西7丁目)院長の深谷が、専門的に、そして分かりやすく解説します。
なぜ猫は虫歯にならないのか?

人間が虫歯になる原因は、
- 糖質摂取
- 口腔内細菌
- 歯の構造
が関係します。
猫は
- 甘味を感じにくい
- 食事に糖分が少ない
- 歯の形状が尖っている
という理由から、虫歯は非常に稀です。
しかし――
虫歯がない=歯の病気がない
ではありません。
本当に怖いのは「歯が溶ける病気」

■ 破歯細胞性吸収病変(FORL)とは?
歯の表面や根元が、体内の細胞によって吸収されてしまう病気です。
正式名称:
Feline Odontoclastic Resorptive Lesions
3歳以上の猫の30〜60%にみられるとも言われています。
葛西中央どうぶつクリニックでも、
西葛西・葛西エリアの猫ちゃんで非常に多く診断されます。
症状は?
- ごはんを落とす
- 片側でしか噛まない
- 口を触ると怒る
- よだれ
- 口臭
しかし実は…
かなり進行するまで症状が出ないことも多いのです。
見た目ではわからないことが多い
FORLは歯肉の下で進行します。
そのため、
✔ 歯がきれいに見えても
✔ 歯石が少なくても
実は溶けているケースがあります。
治療法は?
現時点で有効とされる治療は
抜歯
です。
「歯を抜くのはかわいそう…」
そう思われる方が多いですが、
実際には
- 抜歯後に食欲改善
- 活動性向上
- 性格が穏やかになる
というケースが多くあります。
それほど痛みが強い病気なのです。
なぜ起こるのか?
明確な原因は解明されていませんが、
- 慢性炎症
- ウイルス感染
- 免疫異常
- 歯周病
などが関連していると考えられています。
歯石がなくても安心できない
ここが重要ポイントです。
西葛西エリアでは
「うちは歯石少ないから大丈夫です」
とおっしゃる方が多いですが、
FORLは歯石と無関係に発症することがあります。
つまり、
歯がきれい=安全
ではありません。
定期検診が重要な理由
葛西中央どうぶつクリニックでは、
- 口腔チェック
- 痛み評価
- 抜歯処置
まで対応可能です。
よくある質問
Q. 猫は虫歯になりますか?
→ ほぼなりません。
Q. 猫の歯が赤いのはなぜ?
→ 吸収病変の可能性があります。
Q. 抜歯しても食べられますか?
→ 問題なく食べられることがほとんどです。
Q. 何歳から注意?
→ 3歳以降は要注意です。
西葛西・葛西で猫の歯科治療をお探しの方へ
葛西中央どうぶつクリニック
〒134-0088
東京都江戸川区西葛西7丁目29-18
駐車場3台完備
猫専用診察室あり。
歯科相談のみでも可能です。